今年(2019年)は、日経平均株価 も ニューヨーク・ダウ も、
最高値圏の頂上に現れるチャート形状パターン
「三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)」を形成していて、
そろそろ上昇トレンドが終焉して下落に転じるのでは?
という当然の流れを予想する人が多かった。
下落に転じる日が、いつか必ず到来するのは避けられないけど、
よりによって「今年(2019年)だと都合が悪い」となると、
当然、それを先送りしようという力が働いてもおかしくない。
日銀のETF買い増し等、いろんな動きはあったかもしれないけど、
結果的に、11月時点で、日経平均株価は高値圏で上昇を続けて、
「三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)」 は、一旦崩れた
ということは、チャート分析で、明らかに分かる。
でも、本当に崩れたのか? といえば、
単純に「先送り」になっただけかもしれないので、
この次に、前回の高値を更新できるかどうかで、
当面の見通しは変わることになる。
週足の「ポイント・アンド・フィギュア」チャート
日足の「ポイント・アンド・フィギュア」チャート
この後のシナリオは、
1.前回高値(2019年10月2日の、24,448円)を終値で上抜く
2.前回高値(2019年10月2日の、24,448円)まで行かずに下落する
の2択になると思うが、
1(最高値更新に成功)のシナリオの場合、上昇の「勢い」に注意する必要があるし、
2(最高値更新に失敗)のシナリオの場合でも、再び復活急上昇して、「三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)」が崩れたかのような動きになることもあるので、慎重に判断する必要がある。
「三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)」は、
あとからチャートを見れば、たしかにそうなっているけど、
3回目の天井になっている、まさにその日には、判断が難しい。
「ポイント・アンド・フィギュア」チャートの利点は、
そのちょっとした「ダマし」の動きに対して、少しだけ
フィルターをかけてくれる(ノーカウントにする)ことである。
ローソク足&移動平均線 での分析に加えて、
「ポイント・アンド・フィギュア」チャートをセカンドオピニオンとして使うことで、
今までどおり、チャート形状 と 目標値の目安(節目) を把握するのに役立つ。
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