普段、何気なく使っている移動平均線だけど、
どの種類の、どの期間を使うと優勢性があるのかを
きちんと分析して納得して使っている人はいるのだろうか?
移動平均線を、値動きの「方向」や「節目」として利用する場合、
なるべく多くの人が共通して使っているものが客観性があるので、
5日、25日、100日 等を、当初は使っていた。
その後、相場師朗先生のトレーディング技術を知ってからは、
相場(あいば)式の5本(5, 20, 60, 100, 300)を使うようになった。
この5本線は、日足チャート用に最適だけれども、週足と月足でも有効である。
では、もっと短い時間軸のチャートではどうなのか? と考えた時、
そもそも、移動平均線って、一体何を意味しているのか? が気になってきた。
私がメインで同時に見る時間枠は「15分足、1時間足、4時間足、日足」の4つだけど、
15分足を見る時に、次の6本の線を同時に表示することで、上位足の値動きが見える。
・1時間足の値動き: 4期間の移動平均線(15分×4倍)
・4時間足の値動き: 16期間の移動平均線(15分×4倍× 4時間)
・日足 の値動き: 96期間の移動平均線(15分×4倍×24時間)
・週足 の値動き: 480期間の移動平均線(15分×4倍×24時間× 5日)
・月足 の値動き:1920期間の移動平均線(15分×4倍×24時間×20日)
・3ヶ月足の値動き:5760期間の移動平均線(15分×4倍×24時間×20日×3ヶ月)
ちなみに、他の時間軸では、次のように計算している。
移動平均線の色は、相場(あいば)式で使い慣れている色、つまり、
・週足(15分×480期間)の色は、赤
・月足(15分×1920期間)の色は、緑
・3ヶ月足(15分×5760期間)の色は、青
としている。
15分足を見ている時、近くに 赤色の線があったら、
それは「週足の線」を意味する。
下位足で、それを上抜いて「N大」の形になってさらに上抜けた時に、
日足で「下半身」シグナルになっていた場合は、
それは かなり確実な「下半身」シグナルになっている。
FXの時間足チャートの場合、終値よりも高値・安値が重要になるので、
「終値」ベースと「高値・安値の中値」ベースの2本の移動平均線を同時表示させると、
値動きの勢いも見えてくる。
両者がほぼ同じならば2本重なった太線に見えるし、差があれば勢いが強いことを意味する。
上位足で勢いが強い時は、強いトレンドが発生している証拠になる。
移動平均線を、単なる抽象的な「目安」などではなく、
「上位足の時間軸での値動き」として見るようにすると、
今まで見えなかったチャートの「背景」が見えてくるようになった。
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