2022/04/28

RSI(Relative Strength Index)は、日足・週足・月足 を全部確認しておきたい。

RSI(Relative Strength Index)という有名なテクニカル指標がある。

私は今まであまり重視してこなかったけど、
実際に自分で計算して、失敗トレードの分析に使って見ると、
意外に役に立つ指標であることに気づいた。

今から3年前(2019年4月)に、日経平均株価のRSIの値をそのまま、
ポイント・アンド・フィギュア(P&F)の形にしてみたことがある。

細野式ポイント&フィギュア for RSI

この時に、日足だけでなく、週足と月足のバージョンも作ってみたところ、
RSIを MTF(マルチタイムフレーム)で見ると、新たな発見があることに気づいた。

トレードの鉄則は「谷越えを買って、山越えを売る」に尽きるので、
その判断に少しでも役立つのであれば、実用化できることになる。

RSIの一般的な使い方では、
レンジ相場では役立つが トレンド相場では役に立たない、とされているが、
それは主に「日足」チャートのことだけが前提になっていることが多い。

トレンド相場の場合は、その上位の時間枠(週足、月足)のRSI値が参考になる。

日足の上昇トレンドで、RSIが100近くに張り付いているような場合でも、
さすがに 月足のRSIで 90を超えてくると買われすぎでそろそろ天井が近い、
という判断もできるようになる。

日経225先物 や 米ドル/円 等の出来高の多い相場では、
月足RSIで 100近くに張り付くような場面は、さすがにほとんどない。

個別株でも、高値づかみをしたくなければ、
月足RSIが 90以上のものは候補から外しておけばよい。

長期間の膠着状態で、狭いレンジ相場が続くような場面では、
日足・週足・月足の全てのRSIが 50%近くに集まるので、
より信憑性のあるシグナルとして活用することができる。

あくまでも参考程度に活用するならば、役に立つ。

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