RSI(相対力指数)は、参考程度にしか役立たない、のだが、
時々、ものすごく頼りになる場面がある。
それが「圧倒的なトレンド相場の終焉」の時である。
この瞬間を見極められないと「逆転負け」するかもしれないので、とても重要である。
「圧倒的なトレンド相場」がずっと続いていて、
ADXの上昇も止まらないよう状態の時であっても、
RSI(相対力指数)が ダイバージェンシー(逆行現象)が現れた時、
つまり、株価の値動きの方向とは逆方向に動き始める現象が起きた時は、
反転が起きる前兆になる、かもしれない、ということである。
もし、早めに利益確定して その後の利益を取り逃したとしても、
「逆転負け」で損失を喰らうよりはマシである。
しばらく値動きが揉み合った後に、
また再び株価の値動きの方向と順方向に動き始めたら、
トレンドが継続したと判断してもいい場面かもしれない。
ということで、増減を示す「矢印」を画面に加えてみた。
これだと、見落とすこともなくなるだろう。
週足RSIの増減は、前週末日からの増減値、であり、
月足RSIの増減は、前月末日からの増減値、である。
最後に、
RSI(相対力指数)の開発者であるワイルダー氏も自身の著書で、
ダイバージェンシーについて、説明しているので、引用しておこうと思う。
「
5. ダイバージェンシー
マーケットの転換点のたびに起こるわけではないが、重要なポイントにはたいてい表れる。
はっきりとした方向性を持つ動きに続いて、ダイバージェンシーが表れると、
転換点が近いことを示す強いシグナルになり、これこそが RSI の最大の特性だといえる。
」
J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア. ワイルダーのテクニカル分析入門——オシレーターの売買シグナルによるトレード実践法 (Kindle の位置No.819-821). パンローリング株式会社. Kindle 版.
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