現行の「株式トレーディング練習帳」の対象銘柄は、
「鉄板エントリーのための観察銘柄スクリーニング」を採用している。
それは、次の5種類の状態の銘柄を抽出したものである。
・上昇トレンド中の押し目
・下降トレンド中の戻り目
・上昇トレンド終焉時の、下落への反転
・下落トレンド終焉時の、上昇への反転
・長期横ばい(膠着状態)銘柄
そこから更に、ADXが日足・週足共に上昇中のものだけを絞り込んでいる。
これを、波瀾万丈だった2020年の株式相場で、仮想トレード(つもり売買)で
練習してみたら、なかなか良好な検証結果を得ることができた。
実際に、当時を思い出しながら、仮想トレード(つもり売買)に挑んで、
喜び、落胆、驚き等をバーチャルに体験してみた結果、
RSI(相対力指数)の思わぬ活用法を発見することができた。
失敗しそうなトレードを回避させてくれるシグナルを出してくれると、
トレードの出動機会は少なくなるものの、失敗トレードが減るので
勝率を高めることができる。
成功トレードを増やそうとするよりも、失敗トレードを減らす方が、
勝率を高めるのに有効である、ということを実感することができた。
では、これで完成か?となると、残念ながら、なにか少し物足りない。
2020年前半のコロナショック時のように、
暴落直前まで、執念深い「戻り目」をつけながら下落した場合は良いが、
その後の、じわじわと長く続く緩やかな上昇では、銘柄が抽出されず、
たまにトレードすると損切りばかり、という結果になってしまうし、
11月以降の、アメリカ大統領選挙後の急騰の時も、銘柄が抽出されず、
たまにトレードすると急上昇後の膠着状況にはまってうまくいかない。
つまり、押し目や戻り目がない時には、あまり役に立たない、ことになる。
そもそも、既に PPP や 逆PPP の銘柄を素直に抽出すればいいのに、
なぜわざわざ「押し目」や「戻り目」を重視したのか?といえば、
以前に検証した時の結果が影響していた。
日足・週足・月足がすべて PPP または 逆PPP になっている銘柄だと、
遅行に遅行を重ねたシグナルであるため、
トレンド方向に合っている時は勝率が高いけど、そうでない時は
散々たる成績で、勝率はせいぜい 五分五分 にしかならなかった。
でも、あらためて考えてみると、以前の検証方法は、
知識も技術も技能も 今よりもずっと未熟な状態で行った結果であり、
今ならばもっとマシな検証ができるのではないか?と考えてみた。
今回、「株式トレーディング練習帳」での検証が
自分の期待以上だったのだから、それをベースにして、
対象銘柄をもういちど 「PPP&逆PPPを抽出」 にしてみたら、どうなるか?
そう考えてみたので、さっそく作ってみた。
それが、別バージョンの「株式トレーディング練習帳」である。
- 2020年01月10日(金)
- 2020年01月17日(金)
- 2020年01月24日(金)
- 2020年01月31日(金)
- 2020年02月07日(金)
- 2020年02月14日(金)
- 2020年02月21日(金)
- 2020年02月28日(金)
- 2020年03月06日(金)
細野さん
返信削除今回も更新おつかれさまでした。
有効活用させてもらっています。
全日追わせてもらいました。細野さんの考え方がめちゃくちゃ参考になりました。
これだけ沢山チャートを観察して思ったんです。特にpppパターンで。
これって、考察にbbwを活用できたら、すごくないですか?
甘いですかね^^;
でも、多くを観察することで見える事が、気づける事があるんですね。
細野さんのおかげです。
bbwは、主にトレンドレス時、長期横ばい状態からの
削除レンジ・ブレイクアウトを狙う手法に活用予定です。
ADXおよびRSIとともに急増していくシグナルと、
それが逆行して勢いが弱まるシグナルを注視します。
pppでのトレード判断にもbbwを活用できることで、
勝ちを増やせるか、負けを減らせる 期待があれば、
ぜひ仮想トレード練習で、検証してみてください。
ID記入忘れてしまいました。
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